歯科医院での治療費も医療費控除の対象です。

医療費控除とは、一年間に自分自身や家族の為に支払った医療費が10万円以上だった場合に確定申告すると、一定の所得控除を受けることができます。この制度を利用することで、医療費の負担を軽くすることができます。

医療費の対象は?
いわゆる病気を治療するための実際に支払った全ての費用、風邪薬の購入代金、マッサージ代金、通院費(交通費※)、介護費用などが対象になります。
※骨折などの相当な理由がない限り、タクシーの利用は認められません。

歯科においては、保険治療はもちろん自費治療においても、金やポーセレンを使用した金属冠や義歯、インプラントなどの治療において支払った金額は対象となります。矯正に関しては、不正咬合の歯列矯正のように、身体の構造や機能を是正する目的で行われる場合は認められます。ただし、美容目的のものは全て対象外となります。また、一般的に歯ブラシなどの物品の購入費用は対象にはなりません。

医療費控除の手続き
医療費控除を受けるためには、その支払いを証明する領収書等を確定申告書に添付するか、提示することが必要です。医療関係の領収書は大切に保管しておきましょう。

一般にサラリーマンなどの給与所得者は還付申告、それ以外の方は確定申告にて申請します。
※確定申告の期間中でなくても可能ですし、忘れていた場合も5年間でさかのぼって申請することができます。